2024/09/10ルイヴィトンの歴代デザイナーと洋服の買取相場の関係性とは
ルイヴィトンの歴代デザイナーと洋服の買取相場の関係を、鑑定士の視点から解説します。
ルイヴィトンのデザイナーは、クリエイティブ・ディレクター、アーティスティック・ディレクターの名称で呼ばれます。直近では、音楽プロデューサー・歌手、ファッションデザイナーでもあるファレル・ウィリアムスがクリエイティブ・ディレクターに就任し、大きな話題を呼びました。
彼のコレクションでは、2024年春夏にカモフラージュのダミエ・パターンであるダモフラージュ、2024年秋冬ではアメリカ西部のワークウェアの装いを取り入れエレガントに仕立てた洋服が発表されています。
こういった洋服は、中古市場で果たしてどれくらいの査定額がつくのでしょうか。また、これまでのデザイナーと比べて、買取相場は変わるのでしょうか。
「エコスタイル新宿店」では、ルイヴィトンの洋服を数多く鑑定して参りましたが、デザイナーによって、そのデザインの特色はもちろん、市場での評価や買取価格が変わる点をとても興味深く感じています。今までの経験を通して、各デザイナーの特徴や代表的なラインを紹介し、それらの洋服と買取相場との関連性も紹介していきます。
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ルイヴィトンを代表する7名の歴代デザイナーたち
今回はルイヴィトンを変革させたり、ブランドの発展に大きく寄与したりした7名のデザイナーを紹介します。
各デザイナーの中古市場人気度と買取相場を表で一覧にしてみました。ぜひ参考にしてください。ただしトレンドによって相場が変動する可能性があります。ルイヴィトンの最新相場は「エコスタイル」までお問い合わせください。それでは1名ずつ紹介していきます。 -
1.マーク・ジェイコブス(1997年~2013年)
一人目は、アメリカ・ニューヨーク生まれのファッションデザイナー、マーク・ジェイコブスです。自身のブランド、マーク・ジェイコブスをご存知の方も少なくないでしょう。
彼は1997年から2014年春夏コレクションまで、ルイヴィトンのウィメンズ部門でアーティスティックディレクターを務めました。マーク・ジェイコブスが手がけた洋服の特徴や代表的なライン、中古市場での買取相場を紹介します。
1.1. マーク・ジェイコブスの革新的なデザイン
マーク・ジェイコブスは、伝統的なモノグラムやダミエのデザインを現代風にアレンジし、ルイヴィトンのブランドイメージを大きく変革しました。斬新なデザインとそのパフォーマンスが評価され、ルイヴィトンの人気を飛躍的に高めました。
・ヴェルニ
例えば、過去のルイヴィトンにはなかったエナメル素材を使った「ヴェルニ」ラインがあります。
・モノグラムグラフィティ
・モノグラムミロワール(モノグラムミラー)
また、落書きが描かれた「モノグラムグラフィティ」や、光り輝くミラービニール素材を使った「モノグラムミロワール(モノグラムミラー)」も有名です。
さらに、ニューヨーク・ポップカルチャーの巨匠として知られるスティーブン・スプラウスや村上隆、草間彌生、リチャード・プリンスら現代アーティストらとのコラボレーションにより、アートとモードを融合させたクリエイティブを次々と発表していきました。
1.2. 代表的な洋服ラインと特徴
マーク・ジェイコブスが手がけた洋服は、ラグジュアリーで遊び心にあふれるものが多くあります。例えば、モノグラムをあしらったワンピースやデニムスカート、ストリートテイストを取り入れたTシャツも人気を博しました。
例えば、2011年春夏コレクションで発表した、シルク生地のドレス、スーツが挙げられます。豪華な刺繍が散りばめられたデザインが目を引きました。チャイナドレスのようなディテールも印象的です。
また、2011年~2012年の秋冬コレクションは、ウェストを締め付けるレザー素材のコルセット、膝下のペンシルスカート、シースルーのスカートなど、フェティッシュで官能的なアイテムを登場させています。
1.3. マーク・ジェイコブスの洋服の買取相場
マーク・ジェイコブスの洋服は、ブランドの革新や人気の高まりを背景に、比較的高い買取相場が維持されています。コレクターズアイテムとしても注目されており、良好な状態であれば高価買取も期待できます。
鑑定士 河口 直斗マークジェイコブスはルイヴィトンの原点というべき存在で、これまで存在していなかったエナメルを使用したヴェルニラインやキャンバス、ファー、デニム素材など採用したアイテムを多く展開し、ブランドとしてのレベルを底上げしております。2024年から現行で出ているデニムを使用した「LVリミックス」はマークジェイコブスの存在なしでは誕生しなかったかもしれません。
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2.ポール・エルバース(2006年~2011年)
オランダ出身のポール・エルバースは、メゾンマルタンマルジェラで5年間、アトリエチーフとして経験を積んだのち、2006年ルイヴィトンのメンズディレクターに就任しました。先ほど紹介したマーク・ジェイコブスのもとで活動をした人物です。
また、ザ・ロウ(THE ROW)のメンズラインの立ち上げにも携わり、現在では新ブランド、フォーム(Fforme)のクリエイティブディレクターを務めています。
ポール・エルバースが手がけた洋服の特徴や代表的なライン、中古市場での買取相場を紹介します。
2.1. ポール・エルバースによるメンズラインの強化
ポール・エルバースはメンズラインの充実に力を入れました。シックで洗練されたスーツやシャツ、Tシャツ、デニムアイテムなど、大人の男性に向けたラインアップを展開し、ルイヴィトンのビジネスシーンでの存在感を高めました。
2.2. 代表的な洋服ラインと特徴
ポール・エルバースと言えば、洋服よりも、今やメンズの定番ラインとなったモノグラム・マカサーの印象が強くあります。モノグラム・マカサーは、アフリカ大陸の王族に影響を受けて、2009年に誕生しました。当時は数量限定で販売されました。
モノグラム・マカサー
モノグラム・マカサーはモノグラム柄と、マットなヌメ革のブラックレザーを組み合わせた、気品あふれるモダンなデザインが特徴です。バッグや財布、キーケース、ダイアリーなどのアイテムが人気です。
洋服では、ビジネスシーンを想定した、エレガントな装いの男性向けアイテムが中心ですが、個性的なスタイルも提案しています。例えば、2011年の秋冬コレクションでは、ジャケット・コートにベストをぶさ下げたり、重ね着でもぶら下げたりするコーディネートが画期的でした。
2.3. ポール・エルバースの洋服の買取
ユースを想定したシックなスタイルが主流でしたが、ブランドの人気や希少性から、買取相場はそれなりに高い水準にあります。特にコレクターの間で人気の高いアイテムは高価買取の対象となります。
【参考買取価格】
・マグネティックメッセンジャー 買取価格150,000円
・ディスカバリーバックパック 買取金額270,000円
※2024年 9月時点
鑑定士 河口 直斗女性のブランドというイメージがポールエルバースによって、ビジネスシーンでも使える男性のブランドとして評価を上げています。モノグラムマカサーのバッグは年数が経過しているものでも高い相場を維持しています。
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3.キム・ジョーンズ(2011年~2018年)
キム・ジョーンズは、現在DIOR(ディオール)とフェンディ(フェンディ)のディレクターを兼任する、イギリス生まれのファッションデザイナーです。
2003年に設立した自身のブランド・KIM JONESの人気も高く、スポーツブランドのUmbroとコラボを展開して大きな反響を呼びました。ルイヴィトンでは、2006年に一度スーツのデザインをしています。
キム・ジョーンズが手がけた洋服の特徴や代表的なライン、中古市場での買取相場を紹介します。
3.1. キム・ジョーンズのラグジュアリー×ストリートの融合
キムジョーンズは、ラグジュアリーとストリートの先駆者として知られる人物です。ルイヴィトンのハイファッションに、自ら得意とするストリートのエッセンシャルを巧みに取り入れました。
ルイヴィトン×Supreme(シュプリーム)
ルイヴィトン×フラグメントデザイン
とくにルイヴィトンのブランドイメージを一新させたのは、人気ブランドとの画期的なコラボレーションです。Supreme(シュプリーム)やフラグメントデザイン、クリストファー ネメス(Christopher Nemeth)とのWネームのアイテムを発表し、大きな話題を呼びました。
キムジョーンズが手がけた洋服の特徴や代表的なライン、中古市場での買取相場を紹介します。
3.2. 代表的な洋服ラインと特徴
キム・ジョーンズの代表作の一つは、2011年に手がけたマサイチェックのラインです。
マサイチェック
アフリカのマサイ族が着るカラフルな衣装、マサイシュカから発想を得た、赤と青のダミエマサイチェックをあしらった、Tシャツやシャツ、ナイロンプルオーバー、ストールを発表しました。
2015年秋冬コレクションでは、クリストファー ネメス(Christopher Nemeth)とのコラボレーションにより、縄柄(ロープ柄)を落とし込んだアイテムを展開しています。
3.3. キム・ジョーンズの洋服の買取相場
キム・ジョーンズ期の洋服は、ラグジュアリーブランドとストリートファッションの融合という斬新な特徴から、若年層を中心に根強い人気があります。そのため、良好な状態の製品であれば高値での買取が見込めます。
【キム・ジョーンズがデザインした洋服の買取事例】
ルイヴィトン(LOUIS VUITTON) HDD92W DUB ジャカードデニム ベースボールジャージーシャツの買取価格・実績
鑑定士 河口 直斗キムジョーンズは、とにかくコラボレーションでの展開が上手なデザイナーです。 2017年のシュプリームとのコラボは、ファッション業界の中でも特に度肝を抜いたコラボで、当時ジャスティンビーバーが着用していた事でも大きな話題になりました。おそらくこのインパクトを越えるコラボは、今後はなかなか生まれないんじゃないかと思っています。
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4.ニコラ・ジェスキエール(2013年~現在)
ニコラ・ジェスキエールは、フランス系ベルギー人のファッションデザイナーです。現在ルイヴィトンでウィメンズ・コレクション アーティスティック・ディレクターとして活躍しています。先述のマーク・ジェイコブスの後任として就任しました。
以前はBalenciaga(バレンシアガ)のライセンス部門でデザインを手がけたのと、クリエイティブ・ディレクターに抜擢されたことで一躍有名になりました。2006年にタイム誌では「世界で最も影響力のある100人」に選出され、 その翌年にはフランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」を授与された、絶大な影響力を誇る人物です。
ニコラ・ジェスキエールが手がけた洋服の特徴や代表的なライン、中古市場での買取相場を紹介します。
4.1. ニコラ・ジェスキエールが魅せる異なる要素のミクシング
ニコラ・ジェスキエールによるデザインの特徴は、異なる要素の融合です。古典的なクラシックと近未来的な現代アート、洗練されたラグジュアリーとカジュアルなストリートの対極的な要素を巧みにミクシングさせたデザインを提案し続けています。
また、ニコラ・ジェスキエールが自身でデザインした服は日常のための服であると語っています。服づくりでは、モデルが服を着てショーをするランウェイのためだけではない考えを持っています。そのためユニークなデザインの数々は、ルイヴィトンのファンの心を掴んで離しません。
4.2. 代表的な洋服ラインと特徴
ニコラ・ジェスキエールは、シーズン毎に独自の構築的なシルエットを再構築してきました。装飾的なディテールや、目の錯覚を活かしたトロンプルイユプリントも彼らしい手仕事で、今もなお新しいパターン、プリントを提案し続けています。
ルーブル美術館の中庭クールが会場となった2024年秋冬コレクションでは、モノグラム・キャンバスのトランクを描いただまし絵をデザインしたドレスや、18世紀のフランス貴族を彷彿させる立ち襟で、光沢感のある立体刺繍をほどこしたジャケットが例として挙げられます。
ルイヴィトン×山本寛斎
日本人デザイナーの山本寛斎とのコラボレーションから生まれた作品も話題となりました。七福神や歌舞伎、達磨など和のモチーフがルイヴィトンのアイテムにあしらわれてたデザインが特徴です。
また、GO-14、プティット・マルなどメゾンの伝統的なデザインをモチーフにしたバッグも、ニコラ・ジェスキエールの代表作となっています。
4.3. ニコラ・ジェスキエールの洋服の買取相場
ニコラ・ジェスキエール期の洋服は、ラグジュアリーとストリートの融合というキャッチーなコンセプトから人気が高く、特に限定アイテムは高値での買取が見込めます。デザイナーの評価も高いため、中古市場での需要も安定しています。
鑑定士 河口 直斗デザイナーの入れ替わりが激しい業界で、2024年で10年目を迎えるのがニコラジェスキールです。伝統あるデザインからトレンドに合わせたデザインまで柔軟に対応できる彼がいるからこそ、今のルイヴィトンがあると感じております。
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5.ヴァージル・アブロー(2018年~2021年)
ヴァージル・アブローは、アメリカ合衆国イリノイ州出身のファッションデザイナーです。ルイヴィトンはメンズウェアのアーティスティック・ディレクターとして活躍し、メゾン初の黒人デザイナーとして起用されたことでも有名です。
2013年イタリア発のハイエンドのストリートブランド、Off-White(オフホワイト)を設立し、世界的な人気を獲得しました。2018年からルイヴィトンでの活動をスタートさせますが、2021年がんのために41歳で急逝しました。
今は亡きヴァージル・アブローが手がけた洋服の特徴や代表的なライン、中古市場での買取相場を紹介します。
5.1. ヴァージル・アブローが定着させたラグジュアリーストリート
ヴァージル・アブローは、ゆったりとしたシルエットが特徴のストリートテイストを強く打ち出したデザインが特徴です。今までのストリートファッションでは使われていなかった上質な高級素材を取り入れ、ラグジュアリーストリートのジャンルを確立させました。
LV×NBA
NBAとの協業によって生まれた「LV×NBA」のようにコラボレーションも積極的に行っていきます。
また、ジェンダーレスやエイジレスなデザインにも取り組み、これまでのファッションの流れを変えました。
5.2. 代表的な洋服ラインと特徴
ヴァージル・アブローの作品の根底にあるのは、ボーイフッド・イデオロギー(Boyhood Ideology)です。先入観なく世界を見る、純粋な少年の視点と感性によってコレクションが展開されました。
2018年春夏コレクション
デビューとなった2018年の春夏コレクションでは、インスピレーションの源となった映画「オズの魔法使い」の世界観を表現したルックを発表します。主人公のドロシーらをはじめ、物語のメタファーとなる黄色いレンガの道、赤いポピーの花畑、ミステリアスなエメラルドグリーンの森が描かれたアイテムが販売されました。
また、彼の生前最後に取り組んだ2022年の秋冬メンズコレクションは、会場に設置されたワンダーランド「Louis Dreamhouse(ルイの夢のような家)」を舞台に繰り広げられました。
オリンピアンの超人的なシルエットをモチーフにしたテーラードスーツ、日本の伝統的な襤褸(ボロ)の技術で作り上げられたヴィンテージ加工のデニムジャケット・パンツ、さらにはシュールレアリスムが反映された歪曲した形のバッグなど、幻想的な世界を表すアイテムが登場しています
5.3. ヴァージル・アブローの洋服の買取相場
ヴァージル・アブローがクリエイティブディレクターを務めた時期の洋服は、ストリートテイストが強く、若年層を中心に高い支持を集めています。
ルイヴィトン×ナイキ エアフォース1
ナイキとコラボレーションをしたエアフォース1や、日本人デザイナーNIGO®とのコラボレーション作品も人気です。そのため、良好な状態の製品であれば高値での買取が期待できます。
鑑定士 河口 直斗ヴァージルアブローが亡くなる前に手がけたナイキのエアフォース1は、200足限定でサザビーズにてオークション出品され、当時のレートで2530万ドル(29億円)で落札された事が大きな話題となりました。スニーカーの価格としては過去最高価格になったそうで、彼の影響力の強さがわかりますね。
【ヴァージル・アブローがデザインした洋服の買取事例】
ルイヴィトン(LOUIS VUITTON) LVSEモノグラムグラディエントTシャツ HKY46WNPGの買取価格・実績 -
6.ジョニー・コカ(1996年~2000年、2020年~現在)
ジョニー・コカはセルビア生まれのスペイン人デザイナーです。1996年~2000年ルイヴィトンでレザーグッズのデザイナーを務めました。その後、バリー(Bally)やセリーヌ(CELINE)、英国のラグジュアリーブランド・マルベリーで経験を積み、2020年からはルイヴィトンに戻り、ウィメンズ・レザーグッズ・ディレクターに就任しています。
数学や建築を学んだキャリアから、論理的な視点を取り入れた、繊細で知性あるデザインが評価されています。
ジョニー・コカが手がけたレザーグッズの特徴や代表的なライン、中古市場での買取相場を紹介します。
6.1.ジョニー・コカが手がけるレザーグッズ
ジョニー・コカは、デザインだけではなく実用性や使い心地を重視したレザーグッズを手がけています。
ルイヴィトンをはじめ在籍してきたブランドで、数々のイット・バッグを誕生させてきました。イット・バッグは、ファッション業界の用語でベストセラーになっているアイテムのことです。
6.2. 代表的なレザー製品ラインと特徴
ジョニー・コカは豊富な経験を活かし、洗練されたデザインと高品質な素材を使ったレザー製品を充実させています。
伝統的な革製品のディテールに、斬新な要素を巧みに取り入れたデザインを展開しています。
ルーヴル美術館内のミケランジェロ・ギャラリーが舞台となった2021年の秋冬コレクションでは、イタリアのデザインアトリエ「フォルナセッティ」とコラボレーションをした、古代ローマの彫像やカメオをモチーフにしたバッグを発表しました。
6.3.ジョニー・コカのレザー製品の買取相場
ジョニー・コカが手がけるのは、ルイヴィトンのバッグを中心としたレザー製品です。デザイン性に優れており、かつ高級な素材を使ったアイテムは、中古市場でも高い人気と需要に支えられ、高値で買取られる傾向にあります。
鑑定士 河口 直斗ジョニーコカはマークジェイコブス時代を支えた業界屈指のデザイナーの一人ですね。2020年にマルベリーのデザイナーを退任しており、20年ぶりにルイヴィトンに戻ったという事で大きな話題になりました。ニコラジェスキールとともに新たなブランド像を作り上げてくれそうですね!
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7.ファレル・ウィリアムス(2023年~現在)
ファレル・ウィリアムスは、アメリカ合衆国バージニア州出身のファッションデザイナーです。また、ミュージシャンやヒットメーカーとしての顔も持っており、音楽グループのN.E.R.Dや、音楽プロデュースチームのザ・ネプチューンズの一員として、そしてソロでも活動をしてきました。
アパレル業界では、ファッションブランドのビリオネアボーイズクラブや、シューズブランドのice cream(アイスクリーム)』を立ち上げた経歴があります。
さらにマーク・ジェイコブス率いるルイヴィトンとサングラスをコラボレーションしたり、シャネル(CHANEL)との協業で500足限定のスニーカーを手がけたり、モンクレール(Moncler)と転写プリントされたダウンアイテムを作り出したりと、実績は豊富です。
ファレル・ウィリアムスが手がけたレザーグッズの特徴や代表的なライン、中古市場での買取相場を紹介します。
7.1.ファレル・ウィリアムスが切り拓くヴィトンの新時代
ファレル・ウィリアムスは、ヴァージル・アブローが亡くなったあと空白になっていたクリエイティブディレクターのポジションを、2023年に引き継ぎしました。
近年の傾向であるストリートウェアスタイルを踏襲しつつ、黒人モデルを起用したブラックコミュニティを題材にしたストーリー展開や、彼自身がインフルエンサーとしてブランディングに寄与することにも期待が集まっています。
そんな彼のデザインは、シンプルなデザインが特徴です。日常生活でも着こなしを楽しめるリアルクローズが多く発表されています。
洋服は遊び心を感じながらも、上品なストリートスタイルである一方、バッグやシューズ、アクセサリーはカラフルでコーディネートのアクセントになるデザインが目白押しです。伝統的なルイヴィトンのアイコンを再構築した、現代的なアプローチにも注目が集まっています。
7.2. 代表的な洋服ラインと特徴
ファレル・ウィリアムスによる代表作はダモフラージュのモチーフを使ったアイテムです。
ダモフラージュとは、伝統的なダミエパターンとカモフラージュ柄を融合させて、ピクセル状のデジタル処理を施した柄です。ファッショナブルで都会的な風合いが魅力となっています。
フランス・パリに流れるセーヌ川にかかるポンヌフの橋上で行われた2024年の春夏コレクションでは、アウターからパンツ、スーツ、シューズ、バッグ、小物まで、ダモフラージュアイテムが網羅的に発表されました。
7.3.ファレル・ウィリアムスの洋服の買取相場
ファレル・ウィリアムスのデザインによる洋服は、ブランドの新旧が融合した斬新なスタイルから、コレクターを中心に高い注目を集めています。特に限定アイテムや人気モデルは、買取相場も高水準にあると考えられます。
鑑定士 河口 直斗ヴァージルアブローの後任として就任したのがファレルウィリアムスです。彼は実は2004年と2008年にルイヴィトンとコラボした事があり、そういった経緯を経て現在のメンズクリエイティブデザイナーになったと思うとなんだかすごい胸アツです。 2024年9月時点では中古ではまだまだ出回りが少ないですが、ヴァージルアブローやキムジョーンズを越えるようなアイテムが多く出てくるのではないかなと思います。
【ファレル・ウィリアムスのがデザインした洋服の買取事例】
ルイヴィトン(LOUIS VUITTON) 24SS RM241 GCO HQA76W ダミエデザイン デニムジャケットの買取価格・実績 -
ルイヴィトンの歴代デザイナーと洋服の買取相場との関係
ルイヴィトンの歴代デザイナーと、洋服の買取相場との関係性を紹介します。
8.1. 時代別の価値変動
ルイヴィトンの歴代デザイナーたちは、それぞれの時代背景や感性を反映したデザインを生み出してきました。その結果、洋服の買取相場にも大きな影響を及ぼしています。時代によってトレンドや嗜好が変化するため、デザイナーの交代も相場変動の一因となっています。
8.2. 人気デザインと希少性の影響
ルイヴィトンの洋服の買取相場は、そのデザインの人気度や製造数の多寡によっても大きく変動します。数量限定のモデルや、名立たるアーティストやブランドとのコラボアイテムなど、希少性の高いものほど高値での買取が期待できます。一方で、定番アイテムは安定した需要に支えられ、着用感の良さから買取相場も堅調に推移する傾向にあります。
8.3. コレクターズアイテムや投資商品としての価値
ルイヴィトンの洋服は、デザイナーの功績や当時の時代背景などから、コレクターの間で高い人気を集めています。投資商品としての価値も認められ、高値での取引が行われることがあります。アウトレット品やセール品を販売せず、値上げを定期的に行っていることもあり、値崩れしにくいのも特徴です。 -
ルイヴィトンの洋服を高く売るためのポイント
ルイヴィトンの洋服を高く売るためのポイントを説明します。
9.1. 買取実績が豊富な業者を選ぶ
ルイヴィトンの洋服を高く売るには、ブランド買取に長けた専門店を利用することが不可欠です。買取実績が豊富で、ブランドの価値を熟知している業者に依頼すれば、最適な買取価格を提示してもらえるでしょう。信頼できる業者を見極めることが重要です。
ルイヴィトンの洋服をできるだけ高く売却するなら「エコスタイル」にお任せください。最新コレクションからヴィンテージヴィトンまで、ファッション知識に精通した鑑定士が在籍しています。ルイヴィトンの洋服の買取実績も豊富にございます。最新相場をもとに、1つずつ丁寧に査定しますので、はじめての方もお気軽にご利用ください。
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ルイヴィトンの洋服を高値で買取してもらうためには、できるだけ良好な状態を維持することが重要です。汚れ、シミ、変色、型くずれなどのダメージが少ないものほど、高い評価を受けることができます。日頃からのお手入れと適切な保管が鍵となります。
9.3. 付属品を保管しておく
洋服以外の付属品、例えば巾着やショップ袋、箱などがそろっていると、買取価格の向上につながります。付属品の有無は、製品の完成度や真贋を判断する重要な要素となるためです。大切に保管しておくことをおすすめします。
関連記事:ルイヴィトンを高く売るには?高価買取になりやすい条件やコツ、注意点も解説
10.まとめ
ルイヴィトンの歴代クリエイティブディレクター、アートディレクターは、時代とともに変化するブランドのイメージを牽引してきました。彼らが生み出してきた作品の数々は、洋服の買取相場にも大きな影響を与えています。 同じルイヴィトンでも、デザイナーによって中古市場での評価や買取相場は変わるため、その違いを理解しておいたほうがよいでしょう。
洋服を高く売却するには、製品の状態管理や付属品の保管、信頼できる買取業者の選定など、いくつかのポイントに注意を払う必要があります。ルイヴィトンの洋服には投資対象としての価値も認められており、熟練の鑑定眼と知識を持つ専門店に相談することをおすすめします。
「エコスタイル」には、ルイヴィトンの洋服に詳しい鑑定士が在籍しています。デザイナーごとの市場評価や最新相場にも精通しております。まずはLINE査定でのお見積りだけでも、お気軽にご利用ください。鑑定のプロが丁寧な査定を行っておりますので、買取サービスが初めての方でも安心してご利用頂けます。
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