こんにちは!エコスタイル浜松宮竹店です!
今日はダイヤモンドの買取についてご説明いたします。
私は個人的に宝石の鑑定・査定が大好きです。
宝石というのは一つ一つに個性があり、非常に面白みがあります。
その為、一つとして同じ査定はありえないのです。
まるで人間と一緒なのです。
それぞれに傷や内包物があり、色が違い、産地も違い、含まれる成分のバランスも違うのです。
そもそもそのようなものに価格を付けることが間違っているのかもしれませんが、
「希少性」という点において価格が決まってきますので致し方ないですね。
どのようにして宝石の価格が決まるのかと言いますと、希少性(カット・カラー・クラリティ・カラット+蛍光性)に加え
「綺麗かどうか」
という見る人の感性が加わります。
正直、カット・カラー・クラリティ・カラット+蛍光性にグレードを付けることには限界があります。
ルーペではVSクラスの判断はほとんどできません。
色の判断も非常に難しい点です。
ダイヤは基準が多く、数値化できるため値段が付けやすいのですが、
カラーストーンに至っては鑑定する人の、買う人の感性で決まってしまう感性の商品なんですね。
そこがまた面白いところでもあります。
人それぞれの好みで評価していいのです。
とはいうものの、ダイヤモンドは数値を用いてロジックで価格を決める傾向が強い宝石です。
ここでいう「数値」とは「4C」のことですね。
こちらは先日買取をしているダイヤモンドです。
こちらのダイヤモンドを例にご説明いたします。
■カラット
まず、なによりも重要なのは「カラット」です。宝石の重さの単位ですね。
これは非常に重要です。どんなに綺麗でもサイズが小さければ買取価格の値は伸びません。
こちらのダイヤモンドは約0.5ctあります。
全国的に良くお持込頂く一般的なサイズですね。
■カラー
D>E>F>G>H>I>J>K>...
という順でグレードされています。
イエローやブラウンが入ってしまうと一気に評価が下がります。
ここは非常に難しい鑑定の項目です。
若干黄色みが入るのか、そこそこ黄色いのか、黄色みがあるのか、
感覚の部分となってしまうので言葉でお伝えすることが難しいのですが
これが宝石鑑定・買取の醍醐味ですね。
画像のダイヤモンドはGカラーグレードとなり、若干の黄色みがございました。
■クラリティ
VVS1>VVS2>VS1>VS2>SI1>SI2>SI3>I1>I2>I3
評価は上記の順となります。
内包物のことですね。傷やカーボン・その他の不純物が混ざることで
輝きや色を損ねてしまいます。
いわゆる「綺麗」とは言えない宝石となってしまいますよね。
ただ、地中で10億年かけて形成される鉱物ですので全く内包物が無い宝石などは少ないと思いますし、
見る人の感性によっては内包物すら魅力になることもあります。
一定の基準(希少性)としては、やはり内包物が無いことにこしたことはありません。
画像のダイヤモンドには10倍に拡大しておりますが、ほとんど見受けられませんね。
SI1クラス、もしくはVSクラスを付けられるかもしれません。
■カット
Excellent>VeryGood>Good>Fair>Poor
という評価の順になります。
カットは
主に、テーブル、ガードル、キューレット、デプスがポイントとなります。
まずはテーブルを確認します。
テーブルとは宝石を上から見て正方形に見える面のことです。
これが直径の約53%~58%の面積が好ましいと言われています。
次にキューレットを確認します。
キューレットは画像1枚目のテーブル奥に見える円形の影がキューレットです。
こちらのサイズや中心にあるか無いかがポイントです。
画像のキューレットは少しサイズが多きく、ダイヤの下半分が
次にガードルです。
ガードルは画像2枚目の側面の帯状の部分です。
ココが厚すぎるカットは好ましくありません。厚いカットはカラットを残すことを
目的としている為、輝きが損なわれてしまいます。
そしてデプスの確認です。
こちらも上から見た円の直径に対して約59%~62%のサイズがちょうど良いとされています。
これらの総合評価でダイヤモンドの買取価格を決めております。
ダイヤモンドのカット自体が数学者の計算によって導かれたもっとも美しく輝くカットなので、
他の宝石よりも買取価格が導きやすくご納得いく買取の説明が行えます。
「これ、いくらになるのだろう?」と思ったらエコスタイルにご相談ください。
安心、丁寧な買取査定・鑑定を行わせて頂きます。