2024/10/28セイコーの歴史|腕時計の歴代モデルと創業140年を迎えた国産ブランドの軌跡
セイコーの歴史が今回のテーマです。セイコーは、クオーツ アストロンやローレルクラウンの初期名作から、アストロンやグランドセイコー、プロスペックス、クレドール、ルキア、プレサージュ、ブライツなど人気シリーズまで、数多くの腕時計を開発してきました。
これまでの歴史や歴代モデルすべてを、たった1つの記事で語り尽くすことはできません。しかし、長年リユース業界に携わり、セイコーの腕時計を数多く鑑定してきた身として、世界に誇る国産ブランドの軌跡やセイコーウォッチの魅力を一人でも多くの時計ファンに知ってもらいたいと、強く願っております。そのような想いから、セイコー140年の歴史をできるだけ分かりやすくお伝えできればと思います。
現オーナー様もこれからセイコーの購入を検討される方もぜひ参考にしてください。
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セイコーの歴史|1881年~
セイコーの歴史より創業期のご説明をいたします。
服部時計店の創業
1881年(明治14年)、21歳の服部金太郎が東京・京橋采女町(現在の銀座)に「服部時計店」を開業しました。これが現在のセイコー(セイコーホールディングス株式会社)の始まりです。当時、時計は高級品で、かつ流通していたのは輸入品のみでしたが、服部は 「常に時代の一歩先を行く」を信条に掲げ、日本で時計を製造する夢を抱いていました。
創業者 服部金太郎について
服部金太郎は、洋品雑貨問屋「辻屋」(京橋区八官町)に丁稚奉公に出て、時計屋を志した彼は、1874(明治7)年に日本橋の「亀田時計店」へ丁稚奉公に出ました。その後、上野の「坂田時計店」で懐中時計の修理や時計販売をする時計修理職人を経て、独立を果たします。
服部の先見性と挑戦精神は、日本の時計産業の礎を築き、つねに時代をリードしてきました。そして、たった一代で、セイコーを日本を代表する世界的な時計メーカーにまで育て上げ、「東洋の時計王」と称されるようになります。
精工舎の設立
1892年、服部は国産の時計製造を本格的に始めるため、舶来時計の輸入販売によって手にした資金を元手に、精工舎を設立しました。この工場では、最初は壁掛け時計の製造から始まり、後に懐中時計や腕時計の生産へと発展していきました。精工舎の設立は、日本の時計製造技術の向上に大きく貢献しました。 -
セイコーの歴史|1913年~
セイコーの歴史より国産初の腕時計が誕生するまでの流れをお伝えします。
掛時計や懐中時計 タイムキーパーの製造開始
1913年、精工舎は本格的な時計製造を開始し、掛時計や懐中時計の生産を始めました。特に、「タイムキーパー」(1895年に製造開始)と呼ばれる高精度の懐中時計は、その正確さで評判を呼び、セイコーの技術力を示す象徴となりました。
国産初の腕時計 ローレルの誕生
1913年、セイコーは日本初の腕時計「ローレル」を発売しました。この腕時計は、小型の懐中時計のムーブメントを使用し、ケースを兼用化して作られました。
鑑定士 河西潤太ローレルの誕生は、懐中時計で主流だった当時の日本の時計産業にとって大きな転換点となり、セイコーの技術革新の歴史が本格的に始まりました。
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セイコーの歴史|1924年~
セイコーの歴史の中で、1920年代よりSEIKOブランドが展開されていきます。
SEIKOブランドのはじまり
1924年、精工舎は初めて文字盤に「SEIKO」の文字を使用した腕時計を発売しました。これがSEIKOブランドの始まりです。以後、高品質な日本製時計の代名詞として世界中で認知されるようになりました。
品質が認められた国産初の鉄道時計 セイコーシャ
1929年、セイコーは日本国有鉄道(現JR)に採用された国産初の鉄道時計「セイコーシャ」を製造しました。高い精度と信頼性が要求される鉄道時計に採用されたことは、セイコーの技術力が公に認められた証でした。
銀座に時計台を竣工
1932年、セイコーは東京・銀座にある和光(セイコーの小売店名)に現在の時計台を設置しました。この時計台は、セイコーの技術力と存在感を示すシンボルであるとともに、第二次世界大戦では東京大空襲により広い地域が焼け野原となった中でも時計台は残り、「戦火を乗り越えた希望の象徴」とも呼ばれ、今日まで銀座のランドマークとして親しまれています。
鑑定士 河西潤太時を刻み続けるこの時計台は、セイコーの歴史はもちろん、明治時代からの日本の歴史と共に歩んできました。
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セイコーの歴史|1950年~
腕時計市場が盛り上がった1950年代のセイコーの歴史を紹介します。
中三針の腕時計 スーパー
1950年、セイコーは「スーパー」シリーズを発売しました。この腕時計は、時・分・秒を示す3つの針(中三針)を持つシンプルなデザインです。最初は8石でしたが、その後、17石までグレードアップを果たしています。 高い耐久性と精度を誇るスーパーは、戦後の日本で広く普及し、セイコーのブランド力向上に貢献しました。
国産初の自動巻腕時計 オートマチック
1955年、セイコーは日本初の自動巻腕時計「セイコーオートマチック」を発売しました。手巻き機能も付いた商品です。腕の動きでぜんまいを巻く革新的な機構は、使用者の利便性を大幅に向上させ、セイコーの技術力を世界に示しました。
機械式時計 マーベル
1956年、セイコーは高精度の機械式時計「マーベル」を発売しました。マーベルは、スイス時計の模倣ではなく、オリジナルの設計思想で作った時計です。セイコー初の完全自社製ムーブメントを搭載し、その精度と信頼性で高い評価を得ました。この時計は、セイコーの機械式時計技術の基礎となりました。
マーベルの後継機 ロードマーベルとジャイロマーベル
マーベルの成功を受け、セイコーは1958年に「ロードマーベル」、1959年に「ジャイロマーベル」を発売しました。これらのモデルは、マーベルの基本設計を継承しつつ、さらなる精度向上と機能の追加を実現しました。特にジャイロマーベルは、巻き上げ効率を高めたマジックレバー方式や、セイコー独自のショック吸収機構である「ダイヤショック」を採用し、耐衝撃性を大幅に向上させました。
高精度な大型ムーブメントのクラウン
1959年、セイコーは「クラウン」を発売しました。クラウンは、マーベルをより高精度化・高品質化させたモデルです。大型の高精度ムーブメントを搭載し、テンプ性能を向上させ、当時のセイコー腕時計の最高峰として位置づけられました。
このモデルは、セイコーの技術力と品質の高さを象徴する存在となり、後のグランドセイコーへとつながる重要なステップとなりました。 -
セイコーの歴史|1960年~
1960年は、セイコーだけではなく国産腕時計の歴史の転換期とも呼ばれる時代です。「世界に挑戦する国産最高級の実用時計をつくる」ことをコンセプトに掲げ、グランドセイコーを世の中に送り出します。こうしてセイコーは、機械式腕時計の集大成を目指していくのです。
世界的ブランドのグランドセイコー
1960年、セイコーは最高級ラインとして機械式腕時計の「グランドセイコー」を発表しました。グランドセイコーは、精度、耐久性、美しさを極限まで追求した腕時計で、スイスの高級時計ブランドに匹敵する品質を誇りました。このモデルは、日本の時計技術が世界レベルに達したことを示す象徴となりました。
キングセイコーとクイーンセイコー
1961年にはグランドセイコーに次ぐ高級ラインとして「キングセイコー」が、1965年には女性向けの「クイーンセイコー」が発売されました。これらのモデルは、高精度と洗練されたデザインを特徴とし、セイコーの多様な顧客ニーズへの対応を示しました。
デザインと性能が融合したスポーツマチック ファイブ
1963年、セイコーは「スポーツマチック ファイブ」シリーズを発売しました。この時計は、自動巻き、耐水性、耐衝撃性、夜光表示、日付表示の5つの特徴を持ち、スポーティーなデザインと高い機能性を兼ね備えています。手頃な価格も相まって、若い世代を中心に大きな人気を博しました。
オリンピックの公式計時を担当
1964年の東京オリンピックで、セイコーは初めてオリンピックの公式計時を担当しました。この経験は、セイコーのスポーツタイミング技術の発展に大きく貢献し、後の高精度クロノグラフ開発につながりました。
国産初のクロノグラフ クラウン クロノグラフ
1964年、セイコーは日本初の本格的なクロノグラフ「クラウン クロノグラフ」を発売しました。このモデルは「クラウン」をベースに開発されました。3つの針と細いベゼル上にシャープに施されたアラビア数字、視認性の良いダイヤルデザインが特徴です。
鑑定士 河西潤太精密な時間計測機能を備え、スポーツや科学分野で高い評価を得ました。セイコーのクロノグラフ技術は、この後も進化を続けていきます
1964年、セイコーは日本初のワールドタイム機能を搭載した腕時計を発売しました。この時計は、世界各地の時差を簡単に確認できる機能を持ち、国際化が進む日本社会のニーズに応えました。
国産初のダイバーズウォッチ
1965年、セイコーは日本初の本格的なダイバーズウォッチ「62MAS」を発売しました。150メートルの防水性能と高い信頼性を持つこの時計は、プロのダイバーからも高い評価を受け、セイコーのスポーツウォッチラインの基礎となりました。
高精度腕時計 グランドセイコー V.F.A.
1969年、セイコーはダイバー用プロフェッショナル時計の「グランドセイコー V.F.A.(Very Fine Adjusted)」を発売しました。この時計は、極めて高度な調整技術により、月差±1分という当時としては驚異的な精度の高さを実現しました。イルカのフォルムのような、ユニークな流線型が特徴です。V.F.A.は、機械式時計の限界に挑戦したセイコーの技術力の結晶でした。
薄型化に成功したドレスウオッチ U.T.D.
1960年代後半、セイコーは特別高級腕時計の「U.T.D.(Ultra Thin Dress)」シリーズを発表しました。この時計は、極限まで薄型化されたムーブメント「キャリバー6800」を採用し、エレガントなデザインと高い装着感を実現しました。U.T.D.は、セイコーの精密加工技術の高さを示す代表作となりました。 -
セイコーの歴史|1969年~
高度経済成長期を迎え、革命の時代でもあった日本で、セイコーはクォーツ式腕時計を発売し、世界の腕時計業界に革命を起こしました。
世界初のクオーツ式腕時計 クォーツ アストロン 35SQ
1969年12月25日、セイコーは世界初のクォーツ腕時計「セイコークォーツ アストロン 35SQ」を発売しました。
この革新的な時計は、従来の高標準的な機械式時計の約100倍という、高い精度を実現し、時計産業に革命をもたらしました。当時の大衆車と同等の価格で販売されたものの、アストロンの登場は、時計の歴史における大きな転換点となりました。
世界初の6桁(時・分・秒)表示液晶腕時計 クォーツLC V.F.A.(06LC)
1973年、セイコーは世界初の6桁(時・分・秒)表示液晶腕時計「セイコークォーツLC V.F.A.(06LC)」を発売しました。この時計は、デジタル表示と高精度クォーツムーブメントを組み合わせ、新しい時代の時計として注目を集めました。
セイコー特選時計 クレドール
1974年、セイコーは高級ドレスウォッチブランド「クレドール」を立ち上げました。クレドールは、最高級の材料と技術を用いて製作される特選腕時計として、セイコーの技術力と美的センスの粋を集めたラインとなりました。厚さ1.98ミリメートルの極薄機械式ムーブメント「キャリバー68系」を搭載した薄型のメカニカルウオッチです。
多機能デジタルウオッチ クロノグラフ0634
1975年、セイコーは多機能デジタルウオッチ「クロノグラフ0634」を発売しました。この時計は、時刻表示に加えてストップウォッチ機能や計算機能を搭載し、デジタル時計の可能性を大きく広げました。
世界最高峰のダイバーと呼ばれたセイコーダイバープロフェッショナル600m
1975年、セイコーは「セイコーダイバープロフェッショナル600m」を発売しました。この時計は、600メートルの飽和潜水仕様となっており、高い耐久性を有していることで、プロフェッショナルダイバー向けの最高峰モデルとして世界中で評価されました。 -
セイコーの歴史|1979年~
1979年以降のセイコーは、低価格帯のブランドや液晶テレビ付きウォッチなど多様な発展を遂げていきます。
低価格帯のALBAブランド
1979年、セイコーは若者向けの低価格帯ブランド「ALBA」を立ち上げました。ALBAは、イタリア語で「夜明け」や「始まり」を意味します。カジュアルでファッショナブルなデザインと手頃な価格で、新しい顧客層の開拓に成功しました。
世界初の液晶テレビ付きウォッチ
1982年、セイコーは世界初の液晶テレビ付き腕時計「セイコーTV腕時計」を発売しました。この革新的な製品は、時計とテレビの機能を融合させ、テクノロジーの新しい可能性を示しました。「世界一小さいテレビ」として1984年度版のギネスブックにも認定・掲載されています。
デジタルとアナログの機能を兼ね備えたハイブリッドダイバーズウォッチが誕生
1982年、セイコーはデジタルとアナログの機能を併せ持つハイブリッドダイバーズウォッチ「H558」を発売しました。このモデルは、アナログ表示の見やすさとデジタル機能の利便性を両立させ、プロフェッショナルダイバーからも高い評価を得ました。
ジュエリーウォッチシリーズの誕生
1980年代後半、セイコーはジュエリーウォッチシリーズを展開し始めました。これらの時計は、高度な時計技術と洗練されたジュエリーデザインを融合させ、ファッション性と機能性を両立しました。 -
セイコーの歴史|1983年~
中国をはじめアジア圏での大量生産ができるようになり、時計の価格競争が世界中で激化したのが1980年代です。その中でのセイコーの歴史を見ていきましょう。
スピードマスター デジタルクロノグラフ
1983年、セイコーは「スピードマスター デジタルクロノグラフ」を発売しました。このモデルは、世界初のアナログクォーツクロノグラフと、デジタルウオッチで構成されています。高機能デジタルクロノグラフとして、スポーツ愛好家やテクノロジー愛好家から支持を集めました。
世界陸上1987ローマで公式計時を担当
1987年、セイコーは世界陸上選手権ローマ大会で公式計時を担当しました。この経験は、セイコーのスポーツタイミング技術をさらに向上させ、後のオリンピックなど国際大会での活躍につながりました。
世界初の自動巻発電腕時計 オートクオーツ(のちKINETICへ名称変更)
1988年、セイコーは世界初の自動巻発電腕時計「セイコー オートクォーツ」を発売しました。オートクオーツには、超小型の発電機を内蔵されています。時計が動く度に自動的に発電と充電をおこない、電池交換を不要としました。
鑑定士 河西潤太腕の動きで発電し、クォーツ時計を駆動する革新的な技術は、後に「KINETIC」(キネティック)として知られるようになりました。
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セイコーの歴史|1990年~
セイコーグループは1990年、英文社名を「Seiko Corporation」とし、バルセロナオリンピックやリレハンメルオリンピック公式時計を担当し、世界的な知名度を獲得していきます。
ダイビングコンピューターウォッチ スキューバマスター
1990年、セイコーは「スキューバマスター」を発売しました。この時計は、アメリカ・海軍の無減圧潜水の「ダイブテーブル」をインプットした200メートル防水ダイビングコンピュータウオッチです。「ダイブテーブル」は、潜水水深と潜水時間と身体への影響の関係性を読み取る表で、ダイビングコンピューター機能を搭載したことにより、重要なデータをリアルタイムで読み取れるようになりました。
世界初のぜんまい駆動・発電とクォーツ制御するスプリングドライブ
1999年、セイコーは革新的な「スプリングドライブ」機構を発表しました。これは、ぜんまいの力を電気に変換し、クォーツ制御で精密な時間を刻む画期的な技術でした。
アクセサリーウォッチ セイコールキア
1996年、セイコーは女性向けブランド「セイコールキア」を立ち上げました。ルキアは、ファッション性と機能性を兼ね備えた時計として、働く女性を中心に人気を集めました。 -
セイコーの歴史|2000年代以降
2000年代以降、セイコーはデジタル技術をはじめ最新技術を用いた開発に取り掛かります。ソーラー駆動時計や電波時計、スマートウォッチなどを次々に展開してきます。
ソーラー電波腕時計 イグニッション
2000年、セイコーは「イグニッション」シリーズでソーラー電波腕時計を発売しました。太陽光で充電し、電波で正確な時刻を受信する回路では、高い精度と環境への配慮を両立しました。
世界初のぜんまい駆動・発電とクオーツ制御するスプリングドライブ
2004年、セイコーはスプリングドライブ技術を搭載した本格的な腕時計を発売しました。この技術は、機械式の魅力とクオーツの精度を融合させ、高級時計市場で注目を集めました。
ワールドタイムソーラー電波時計
2005年、セイコーはワールドタイム機能を搭載したソーラー電波時計を発売しました。この時計は、世界中の主要都市の時刻を簡単に確認でき、グローバルに活躍するビジネスパーソンから支持を得ました。
世界初の電子ペーパー腕時計 スペクトラム
2010年、セイコーは世界初の電子ペーパーを使用した腕時計「スペクトラム」を発売しました。この革新的な表示技術は、低消費電力と高い視認性を実現し、新しい時代の時計デザインの可能性を示しました。
世界初のGPSソーラーウォッチ アストロン
2012年、セイコーは世界初のGPSソーラーウォッチ「アストロン」を発売しました。この時計は、GPSシグナルを受信して自動的に正確な時刻と位置を設定し、世界中どこでも正確な時を刻む画期的なモデルとなりました。
セイコー腕時計100周年
2013年、セイコーは腕時計製造100周年を迎えました。この記念すべき年に、セイコーは記念のロゴマークを制定し、記念限定モデルを発表し、100年の歴史と革新の精神を称えました。
セイコーの歴史|おもな工場と製造するライン
セイコーの歴史を製造拠点である工場とともに紐解いていきます。現在は、盛岡セイコー工業株式会社(岩手県岩手郡雫石町)、遠野精器株式会社(岩手県遠野市)、二戸時計工業株式会社(岩手県二戸市)などに工場があります。
また、製造されているブランドとして、アストロン、プレサージュ、アストロン、キングセイコー、5スポーツ、セイコー ルキア、ブライツ、ドルチェ & エクセリーヌ、セイコーコレクション、クレドールが挙げられます。
例えば、グランドセイコーが製造されているのは、信州 時の匠工房、グランドセイコースタジオ雫石、グランドセイコーサービススタジオ、マイクロアーティスト工房です。
このように工場ごとに製造しているラインが異なります。ここではセイコーを代表する3つの製造拠点を紹介します。
東京・亀戸
セイコーの歴史は東京・亀戸の工場から始まりました。1892年に設立された精工舎では、掛時計の製造をおこなっていました。ここで日本初の腕時計「ローレル」も製造されました。亀戸工場は、セイコーの技術革新の中心地として長年機能し、多くの画期的な時計を生み出しました。
さらに1937年,、精工舎のウォッチ部門が分離独立する形で、「第二精工舎」(現・セイコーインスツル株式会社)が誕生します。服部時計店の腕時計製造をする本社工場として竣工しました。以降、懐中時計と腕時計の開発・製造を担っていきます。
第二精工舎では、江戸の城下町・亀戸らしい、粋で風格のあるデザインの高級腕時計「キングセイコー」が製造されています。
長野・諏訪
1942年、セイコーは長野県諏訪市に「諏訪精工舎」(現・セイコーエプソン株式会社)を設立しました。諏訪工場は、特に精密機械技術の開発に力を入れ、世界初のクオーツ腕時計「アストロン」を生み出すなど、セイコーの技術革新に大きく貢献しました。
岩手・盛岡
1970年代以降、セイコーは岩手県を中心にウォッチ生産の拠点を拡大しました。1980年代には、クォーツウォッチ製造も本格化させています。 盛岡セイコー工業株式会社は、高級機械式時計の製造を担当し、特にグランドセイコーの生産で知られています。2020年には「グランドセイコースタジオ 雫石」を開設しました。最新の製造技術と伝統的な職人技が融合する場所として、セイコーの品質を支えています。
セイコーの歴史|さいごに
セイコーの歴史は、日本の時計産業の発展と共に歩んできました。創業以来の革新精神と品質へのこだわりは、今日も脈々と受け継がれ、世界中の人々に正確で美しい時を届け続けています。この記事では、創業期から現在に至るまでの軌跡を見てきました。セイコーが辿ってきた、これまでの壮大な歴史を、鑑定士として、そしてファンの一人として語れたことを誇りに感じています。
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