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2024/09/11タグホイヤーの並行輸入品は買取してもらえない?中古価格には影響がある?

タグホイヤーの並行輸入品を買取に出す時どういう影響があるか気になりませんか?今回はタグホイヤーの並行輸入品は買取の際にどういう影響があるのかをご紹介しますので、海外で購入した方、並行輸入品を購入した方、中古で購入した方の参考になればと思います。

タグホイヤーはLVMHグループの高級時計ブランドで、長い歴史があるブランドです。当初はホイヤーというブランドですが、タググループに入って現在のタグホイヤーという名前になりました。スポーティなブランドとして知られ、F1のスポンサーを長年務めていたことから多くの人が知るブランドです。

今回は人気のタグホイヤーが並行輸入品の場合、買取の際にどういう影響があるのかをご紹介しますので、売却を考えている方や、これから購入を考えている方にお勧めです。
  • タグホイヤーの並行輸入品は買取金額に影響があることがある

    タグホイヤーの並行輸入品は買取金額に影響があることがあります。また、買取してもらえないことがあります。

    大体のブランド品の買取店で買取を行っていますが、すべて共通の取扱ではなく、買取のお店によっては買取価格が変わったり、買取を断ることがありますので、気になる場合は問い合わせた方がいいでしょう。
    基本的に高級時計ブランドの場合は付属品の有無で受けられるアフターサービスに違いが無いので、買取価格に影響は出づらい特徴があります。

    ただ、一切影響が出ないわけではなく、再販力があまりない買取店の場合は価格を下げて買取をする必要がありますし、買取に自信がない買取店は買取を断ることもあります。一般的にブランド品、時計の買取が強い買取店の場合は、タグホイヤーの並行輸入品の買取価格はそこまで変動がありません。
  • タグホイヤーの並行輸入品はどこで見分ける?

    タグホイヤーの並行輸入品を見分ける方法は付属品を確認する以外にはありません。

    日本のタグホイヤーで購入した物であれば日本の保証書などがついていますが、並行輸入品は国内のタグホイヤーを通っていないため、国内正規品よりも付属品が少なくなります。
    逆を言えばそのぐらいしか変わる部分が無く、時計本体で見分ける方法はありません。

    洋服の場合は本体に国内代理店タグが縫い付けられている等一目見てわかりますが、時計の場合は付属品以外で確認する方法が無く、買取店でも正規品かどうか確かめる方法はありませんので付属品が足りていない場合は基本的に並行輸入品と同じ扱いになります。
    買取のことを考えている場合は、購入した際の付属品がなくならないよう気を付けましょう。
  • タグホイヤーの並行輸入品のメリットとデメリット

    タグホイヤーの時計はその高品質な作りとデザインで人気がありますが、少々高額なため、少しでも価格をおさえたいところです。並行輸入品は、価格の面で正規品より優れていますが、並行輸入品にはメリットとデメリットが存在します。

    タグホイヤーの並行輸入品のメリット
    並行輸入品は、正規品よりも値段が安いことが多いです。輸入元から直接購入するため、中間マージンが省かれ、その分価格が抑えられるからです。

    例えば、正規品の値段が50万円のタグホイヤーの腕時計が、並行輸入品では40万円で購入できる場合があります。並行輸入品を選ぶことで、同じ品質の製品をよりお得に手に入れられます。

    さらに並行輸入品は、国内では手に入りにくいモデルや限定品を入手できる可能性があります。国内の正規代理店では取り扱いのない商品が、並行輸入ならば国外から直接入手できるため、日本では販売されていない海外限定モデルのタグホイヤーの腕時計を並行輸入で手に入れることができます。

    タグホイヤーの並行輸入品のデメリット
    並行輸入品には、いくつかのデメリットが存在します。
    まず一つ目のデメリットは、アフターサービスが弱い点です。並行輸入品は正規輸入されていないため、初期不良があった場合メーカー保証が受けられない場合があります。基本的には購入した並行輸入品業者に交換や修理対応を求めることになります。

    また、並行輸入品は真贋面でも不安があります。信頼できる販売業者から購入しない限り、偽造品に当たるリスクが存在します。例えば、見た目は正規品とほとんど区別がつかない偽造品が市場に出回っているため、購入者が知らずに偽造品を購入してしまうことがあります。

    正規のルートを通っていない、間にブランドとは関係ないサプライヤーが入ることにより、偽物が紛れ込む可能性が出てきます。並行輸入をしている販売業者も気づかず偽物を仕入れてしまうこともあり、それをそのまま販売していることがあります。
  • タグホイヤーとは?

    タグホイヤーの歴史
    タグホイヤーは1860年にエドワード・ホイヤーによって設立されました。1869年には特許を取得した機械式クロノグラフムーブメントが導入され、1916年には1/100秒単位で計測可能なクロノグラフ「ミクログラフ」を発表しました。これらの技術革新により、タグホイヤーはスポーツ計時の世界で重要な地位を占めることとなります。

    特にスポーツ分野で目にしたことがある方が多いのではないでしょうか。マラソン、フォーミュラ1など多くの国際的なスポーツイベントの公式計時を担当し、精度と信頼性で高い評価を受けています。

    1963年に発表された「カレラ」コレクションは、モータースポーツからインスピレーションを受けたデザインと高機能性で現在でも人気を誇ります。

    また、1969年には自動巻きクロノグラフの開発に成功し、「モナコ」モデルとして市場に投入されました。このモデルは歴史的にも非常に重要で、画期的なデザインとともにタグホイヤーの象徴的な存在となっています。

    タグホイヤーの定番モデル
    「カレラ」シリーズはスポーティでエレガントなデザインが特徴で、多くのセレブやアスリートに愛用されています。「アクアレーサー」シリーズは防水性能や耐久性に優れ、アウトドアや日常使いに適しています。「モナコ」シリーズも非常に人気があり、独特なスクエアケースデザインとともに、高いブランド力を誇ります。
  • タグホイヤーの並行輸入品はどのくらい買取金額が下がる?

    タグホイヤーの並行輸入品の買取価格の変動具合ですが、モデルや買取店によって変わります。金額が変わるお店の場合は2万円~5万円程度下がるのではないでしょうか。ただ買取店によって理由が違うと思いますので一概には判断できません。

    タグホイヤーの国内代理店は、LVMHウォッチジュエリージャパンのため、海外購入のもの、並行輸入のもの、国内で購入したもの関わらず同じサービスを受けることが出来ますし、中古で購入した物であっても関係なく修理してもらえます。

    再販時の正規品との違いは、国内で購入した時に付いてくる付属品程度のためそこまで影響はなく、もし付属品が個人情報が書かれるものであれば再販時の付属品にはできないため影響は変わりません。金額の下がり具合は買取店によってまちまちです。
  • まとめ

    タグホイヤーの並行輸入品は、買取店によっては金額が下がったり、買取を断られることがあります。買取に自信が無かったり、再販力が低い場合は金額を下げて買取を行います。

    ただ一般的に並行輸入品だとわかるポイントは付属品の有無程度のため、影響がないことがほとんどです。時計本体を確認しても正規品か並行輸入品かどうかはわからないため、保証書の内容を確認する必要があります。

    金額が下がる買取店の場合、どの程度下がるかは買取店によってまちまちで、気になる場合はお店に聞いてみてもいいかもしれません。基本的にタグホイヤーの場合はLVMHグループのため正規品と並行輸入品や中古品でアフターサービスは変わりません。お店によって金額を下げる理由が変わるため、一概に何万円下がるというようなことはご紹介できません。

    エコスタイルではタグホイヤーの並行輸入品でも影響なく買取しております。中古で購入したものでも大丈夫ですのでご売却を検討されていらっしゃればお気軽にご相談ください。

この記事を監修した担当者

  • エコスタイル
    吉本訓典
    AACD協会基準判定士、リユース営業士
    エコスタイル鑑定士

    広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
    エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。