CATEGORY 時計

2023/09/22パネライの評価は?世界で愛される老舗ブランド

今回はパネライの評価についてご紹介します。高級時計ではありますが、どういうブランドか知らないという方が多いのではないでしょうか。パネライがどういう評価を受けているのかを紹介していますので、購入を考えている方などにおすすめです。

パネライは時計好きなら知っている高級時計ブランド。ただ一般の方はピンと来ないかもしれません。
今回はパネライとはどういうブランドか、パネライは世界的にどういう評価を受けているのか、また日本ではどういうブランドなのかを紹介します。

高級時計を購入したいけど、どのブランドがピッタリかわからないという方はぜひ一度ご覧になっていただければと思います。もちろん買い替えようとしている方、純粋にパネライがどういう評価を受けているのかを知りたい方でも問題ありません。

パネライがどのようなブランドで、どのような部分が評価されているのかを知ったうえで、購入するかどうかを判断しましょう。
  • パネライとは

    パネライは1860年から続く老舗時計メーカーです。ただ時計を作り始めたのは1930年代になってからで、それまでは時計販売などを行っていたブランドです。
    製造を始めた最初のころはロレックスに依頼し時計を作っていたということもあり、時計業界では影響力があったといわれています。

    時計生産を始めたきっかけは海軍からの依頼ということで、パネライが手掛けている時計の多くは海軍で使用するときに都合がいいようにデザインされているといわれています。やがて自社ムーブメントなどを手掛けるブランドへと成長し、今ではルミノール、ラジオミールなどの代表モデルを展開する世界中で高い評価を受けるブランドの一つになりました。
  • パネライが評価されるポイントと特徴

    パネライが評価されるポイントはいくつかありますが、今回は4つの評価されるポイントをご紹介します。

    長時間動き続けるロングパワーリザーブを実現する自社ムーブメント
    パネライは高額なラインのものには自社ムーブメントを搭載しています。自動巻きムーブメントを自社で開発できるのは技術力が高くないとできないことです。パネライは2002年ごろから自社ムーブメントを展開しており、現在7つのムーブメントをベースに展開しています。
    もともとは8つのムーブメントでしたが一部製造を終了しています。展開しているムーブメントのベースは、P.2000、P.9000、P.999、P.3000、P.5000、P.4000、P.1000、P.6000です。各ムーブメントは評価が高く、人気があります。

    大きいフェイスで高い視認性
    パネライが展開する時計の多くは視認性がいい時計が多いです。もともとイタリア海軍が海中で使うことを考えて作られていた軍用時計がベースとなり、今でも大きく見やすい文字盤が特徴です。
    今の主流は小さくまとめたり、たくさんの機能を持たせることですが、パネライは必要な機能だけに抑えることで文字盤をシンプルにし、高い視認性を維持しています。

    暗いところでもしっかりと光る蓄光、発光力
    海中でも見やすいよう蓄光機能を持たせた時計を開発したのがルミノールが評価された理由の一つでもあります。ラジオミールは蛍光塗料にラジウムを使用したことから名づけられ、後継機となるルミノールでも別の塗料ではあるものの明るく光る蓄光塗料で見やすいと高評価です。
    当時は塗り直しが出来るように作られていたということもあり、視認性を維持するための作りでした。

    長年ほぼ変わらない完成されたデザイン
    パネライが展開しているデザインは長年変わらずに展開されています。新作を展開しても基本的には元のデザインを崩さずに開発しています。常にデザインを変え続けるブランドに比べ、歴史を重んじている部分が時計マニアから評価されています。
  • パネライといえばルミノール

    パネライといえばルミノールが代表的なモデルで、高い評価を得ています。なぜ数あるモデルの中からルミノールが評価されているかご存じでしょうか?

    ルミノールが開発される前、ラジオミールが主流でした。機能性が高く、視認性に優れたラジオミールは多くの人に人気がありました。そのラジオミールに、リューズを保護するためにレバー式のリューズカバーを搭載したものがルミノールの始まりです。
    もともと人気のあったラジオミールですが、海中で壊れることが無いよう、保護するためにリューズガードを付けたことにより、より多くの方が買い求めるようになりました。防水性や耐久性に優れ、更には今までの視認性の高さを引き継いだということでパネライを代表するモデルに成長したのです。

    中古でも人気が高いのはラジオミールではなくルミノールです。人気の高さに比例し中古価格が上がるのが一般的ですのでルミノールはパネライを代表するモデルといって問題ないでしょう。

  • パネライの日本国内での評価

    日本においてのパネライの評価は悪くはないでしょう。ロレックス程の知名度はなく、ゼニスやパテックフィリップのような高級時計というイメージはありませんが、時計好きなら知っているブランドです。

    高級時計となると、ビジネスマンが使用するには少し難しいといわれています。自分が身に着けている時計が相手の時計よりも高級なものはあまりよろしくないといわれています。
    もちろん高所得者の方を相手にする際に安い時計を身に着けていては失礼という話がありますが、一般の方を相手にする際は高級時計ではない方がいいといわれています。

    ただパネライに関しては高級時計ではあるものの、ロレックスやパテックフィリップのような一般の方がよく知る高級時計ではないため、いい時計という意識があっても嫌みに感じる方は少ないでしょう。
    デザインがダイバーズウォッチ、スポーツウォッチに見えるものが多いため、昨今のトレンド感とマッチした評価を得ています。
  • パネライは買いなのか

    パネライに関して言えば、価格が高額になるため、予算に余裕があるのであれば購入しても問題ないでしょう。ただしロレックスのような買取を前提とした買い物にはあまり向いていないので、買い替えの際に頭金にして、という買い方であればあまりお勧めしません。
    もちろん人気が高いため、買取りで他のブランドよりもしっかりとした金額が付きますが、定価の7割などの金額が付くロレックス程の買取価格には届きません。あくまでも高級時計の中でも、きちんと評価されているものを持ちたいという方におすすめするブランドです。

    シンプルでありながらも魅力を感じるパネライの時計は、視認性や機能性が高いため、実用的な時計です。コレクション目的や高級時計を持つことを目的にする方ではなく、実際に日ごろ使用するという方にはうってつけではないでしょうか。
  • まとめ

    パネライは日本でも非常に人気の高い時計ブランドです。時計を知っている方には一目置かれるでしょう。
    特徴的なデザインでありながらわかりやすいパネライの時計はわかる人にはわかるアピールで不快にさせることが少ない分気軽に使用できます。

    次にどの時計を購入しようか迷っている方、そろそろ高級時計にチャレンジしてみようとお考えの方は、パネライを検討してみてはいかがでしょうか。

    もし購入の際に少し頭金が、ということであれば買取を利用するのもおすすめです。人気のものはしっかりとした金額が付くため、次に購入する時計の頭金になることがあります。ぜひご検討ください。

この記事を監修した担当者

  • エコスタイル
    吉本訓典
    AACD協会基準判定士、リユース営業士
    エコスタイル鑑定士

    広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
    エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。