CATEGORY オメガ

2024/01/26オメガの歴史 ~創業から今日まで

今回はオメガ(OMEGA)の歴史の概要をご紹介いたします。

全世界で、地域・年齢・性別問わず、広く認知され数多くの方から愛用されている時計ブランド・オメガ(OMEGA)。

200年に近づいてきたオメガですが、ここまで人気が続いてきた秘密がわかるかもしれません。
  • 創業期

    オメガ(OMEGA)は1848年にスイスの時計産業で有名なジュラ山脈、ラ・ショー・ド・フォンで誕生しています。

    当初は懐中時計の組立工房として創業しており、会社名は今の「オメガ(OMEGA)」ではなく「ルイブラン&フィス」という名前で時計作りをしていました。
    創業者であり、時計技師であったルイ・ブランは時計作りの技術に長けており、その機械の精度と生産力は広く知られるようになりました。
    オメガ(OMEGA)の前身であるルイブラン&フィス社は1800年後期には年間10万本を生産するスイス最大手の時計メーカーに成長しています。
    生産量・機械精度を両立させたルイブラン&フィス社の看板ムーブメント「オメガ」は1894年に誕生させ、世界で高い評価を得ます。

    そして、1904年についに社名を「オメガ(OMEGA)」に変更し、ブランドの躍進を図ります。
  • 1900年代前半

    社名を「オメガ(OMEGA)」と変更してからは、数多くの天文台コンクールでの記録を打ち立て「精密時計のオメガ」を裏付けしていきます。
    かつては機械式時計の精度を競うコンクールが各天文台で行われていました。その天文台コンクールでオメガ(OMEGA)は数々の新記録を打ち立て、その精度の高さを証明しました。実績も十分に証明できたからこそ、全世界で信頼を得られたのかと思います。

    また、オメガ(OMEGA)コンクールでの記録だけではなく、マーケティングにも力を入れていました。特に、宣伝は他社の追随を許さない程の力の入れようです。
    中でも、1932年のロサンゼルスオリンピックからオリンピック公式ウォッチとなり、世界的な認知を広げてきました。そして、オメガ(OMEGA)は未だにオリンピックの公式ウォッチとしての地位を守り続け、多くの支持者を集めています。

  • 1950年代以降

    1950年代以降は現在のオメガ(OMEGA)のラインナップの基礎が出来上がります。

    【シーマスター】【コンステレーション】【スピードマスター】等、主要モデルはこの時期以降に誕生しています。

    時計のトレンドとして、スポーツウォッチを求められていた1950年代にはダイバーズウォッチを各ブランドがこぞって発売していきました。ダイバーズウォッチのカテゴリーにおいて、オメガ(OMEGA)は【シーマスター】を発表しています。
    ラグジュアリーウォッチのカテゴリーでは【コンステレーション】を発表しました。
    裏蓋には精度の高さを象徴する天文台が記されています。

    1957年にはクロノグラフが印象的な【スピードマスター】が誕生します。スピードマスターの誕生後、1965年には、その精度の高さからNASAの公式ウォッチに認定されます。
    1969年には人類と共に初めて月に降り立った時計となり、世界に絶大なインパクトを与え、未だに「ムーンウォッチ」と呼ばれています。

    オメガ(OMEGA)の歴史の中で非常に重要な出来事で、語る上では外せないストーリーとなり、オメガ(OMEGA)ブランドの価値となりました。
  • 最後に

    オメガは創業から170年以上経過した今でも人気の高いブランドです。

    中古でももちろん人気が高く、最新のモデルは高い人気があります。また、ヴィンテージブームでもあるため、70年経過したものでも人気があり、通常の部

この記事を監修した担当者

  • エコスタイル
    吉本訓典
    AACD協会基準判定士、リユース営業士
    エコスタイル鑑定士

    広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
    エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。