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2021/08/02シチズンの評価

シチズンの評価って気になりますよね。時計が好きな人ならいざ知らず、普通の人は時計を2,3本持っていれば多い方だと思います。数を持たない物だからこそ「センスが良いね!」と思われたいのが心情でしょう。中古品の買取相場とはまさに「評価」がそのまま反映された価格です。

2001年からブランド品の売買をし続けてきたエコスタイルだからこそ出来る「シチズンの評価」についてお伝えさせていただきます。      
  • 歴史的側面

    物の価値にはしばしば歴史的側面が反映されます。企業として、ブランドとして「価値が持続していたか」という事が重要だからです。

    保険なんかが分かりやすいですが、保険金を支払い続けて途中でその会社が潰れたら元も子もない訳です。会社が倒産するという事は社会的責任的にあってはならないのです「歴史がある」という事は少なからず価値を持続し続けてきたという事なので、今後も持続する可能性が高いであろう、と考える事ができます。

    また「歴史がある」という事は、それだけ商品が流通しているので相場が形成されやすいという事にも繋がります。時計に限らず、ブランドバッグも洋服も宝石も歴史的側面無しには相場は語れません。
  • シチズンの歴史

    それでは、シチズンの歴史はどうなのでしょうか。有名どころの時計ブランドと比較してみましょう。

    パテックフィリップ 1839年
    ロレックス 1905年
    ウブロ 1980年
    オメガ 1848年
    SEIKO 1881年
    CITIZEN 1918年

    高級時計といえばスイスなので、さすがにスイスの老舗ブランドより歴史が長いわけではありませんが、今年でちょうど100年の歴史を刻み、ロレックスなんかと比べても同じくらいの歴史がある会社だという事が分かります。世の中に流通している時計の数で言えば、列記したブランドの中では圧倒的に多いのではないでしょうか。

    また、シチズンは時計業界の歴史の中でも絶対に避けては通れない「クオーツショック」の立役者です。きっかけはSEIKO社ですが、シチズンが開発した「2035」というクォーツ時計用のムーブメントが世界で最も多く生産され、時計業界のデファクトスタンダードになった製品です。これは複雑機械の精度で競い合っていたスイスブランドを一蹴する出来事でした。結局、機械式よりもクオーツの方が正確だったのです。

    シチズンというブランドは
    ・100年間の歴史がある
    ・業界に対して大きな影響を与えている
    ・世界的に流通している数が非常に多い
    という相場に対してポジティブな影響があるブランドである事がわかります。

  • シチズンの買取相場

    買取相場は「評価」によって決まるというお話をしました。大きく分けて「評価」には
    ①歴史的背景や知名度によるブランドイメージ
    ②実際に小売りでどれくらいの人気があるか
    という2つに分ける事ができます。

    シチズンはどちらの要素も兼ね備えた時計ブランドです。歴史的側面は前述した通り、そして小売りに関しても「価格帯」「機能性」「デザイン美」どれをとっても非常に売りやすいブランドです。

    実際にエコスタイルでのシチズンの買取価格を調べてみると最新のエコドライブで未使用品であれば定価の半額ほどの買取金額になる時もあります。定価の50%の買取金額は相当高いです。ただ、古いシチズンであれば500円にも満たない場合も多々あります。

    シチズンは100年の歴史の中で「技術力」を売りにしてきた会社です。時計の技術は日進月歩で進んでいます。最新の技術が搭載されているからこそシチズンの時計に価値があるのです。最新の技術ではないシチズンの時計に高い市場価値は付かないということですね。ただ、アンティークブームに加えて希少性の側面から価値がつく時計も多いので注意が必要です。
  • 【総括】シチズンの評価

    エコスタイルの総括としては

    「シチズンは世界的に見ても評価の高い時計ブランド」です。

    世界最大の宝飾と時計の見本市バーゼルワールドにも勿論出店していますし、エコドライブやサテライトウェーブなどのハイテクノロジーは世界的に見ても1歩も2歩も先を進んでいます。

    価格帯は5万~40万円位なのでステータスブランドではありませんが、中古売買において定価から値下がりしないという事が何よりも評価されている証です。

    定価が100万円を超えていても買取価格が10万円というブランドはザラにあります。シチズンは定価が30万円だけど10万円の買取価格が付く時計なのです。
  • まとめ

    「CITIZENの評価」いかがだったでしょうか。エコスタイルではシチズンの買取に力を入れております。記事にもありましたが、シチズンは技術力が魅力のブランドです。手放すタイミングを間違えるとせっかくのシチズンが安くなってしまうかもしれません。お査定だけでも大歓迎ですのでお気軽にご来店くださいませ。

この記事を監修した担当者

  • エコスタイル
    吉本訓典
    AACD協会基準判定士、リユース営業士
    エコスタイル鑑定士

    広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
    エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。