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ベルルッティ
2016/03/18ベルルッティは奥が深い
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ベルルッティの持つ独特の存在感
ベルルッティの持つ魅惑の色気はアーティスティックなデザインのみならず、素材や製法などの靴の根幹をなす土台のクオリティから醸し出されています。
ベルルッティの象徴は美しいパティーヌが施されたアッパーです。熟練の職人によって一足一足、手塗で仕上げられる為それぞれが唯一無二の表情を備えます。
また、非常に上質なヴェネツィアレザーも特徴的です。ヴェネツィアレザーは正にベルルッティの為にだけ作られる最上級の牛革です。パティーヌを施し易くする為に何回にも渡って鞣されるカーフレザーは正に至宝の靴を作る為に生まれたレザーなのです。
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クラブ・スワンとは
紳士靴デザイナー、オルガベルルッティが主宰するベルルッティの愛好家たちが集うパーティ。それが「クラブ・スワン」と呼ばれる社交界です。フランス本国ではもちろん、日本国内でも行われている社交界です。
集うメンバーは財政界の大物や映画監督まで多岐にわたり、実業家の家系で代々の顧客だというケースも少なくありません。
例えば、パブロ・ピカソ、アリストテレス・オナシス、フランソワ・トリュフォー等が挙げられます。活躍する分野は違えど、ベルルッティの靴を通して共有する価値観に違いはありません。
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オルガ女史の名言
先に書いたクラブ・スワンは現当主オルガ女史が開催するパーティと説明しましたが、クラブ・スワンで誕生した名言がいくつかあります。その中でも特に有名な言葉を紹介します。
「靴を磨きなさい。そして自分を磨きなさい」
靴を磨く事で初心に帰る。哲学の様な言葉です。
この言葉はきっと聞き手によって様々な意味に取る事が出来るでしょう。私は原点回帰。と捉えています。 -
シャンパンとベルルッティ
ベルルッティのクラブ・スワンではシャンパンで靴を磨きます。
シャンパンの銘柄はパリではドンペリニヨンです。
靴を磨き方が分からない方もいると思います。靴を磨く時に最も必要なもの。それは水です。
どの工程においても水は欠かせません。
その水をベルルッティのクラブ・スワンではシャンパンを使います。
靴をシャンパンで磨く。
ベルルッティのみに許された正当な靴を磨く手段なのです。
ベルルッティにはこんな言葉があります。
「日の光では靴は日焼けしてしまうけれど、月の光を浴びると艶と透明感が増す」
という言葉です。非常に興味深いですね。 -
まとめ
ベルルッティの魅力は本物で、シャンパンで磨くという有名な逸話があるほどです。
パティ―ヌを施されたベルルッティの靴は唯一無二の存在感です。ここまで奥深いブランドはそうそうないのではないでしょうか。
通常の高級靴ブランドといえば、最高級の素材を、職人が丁寧に靴に仕上げるという変わらないものです。ベルルッティが持つパティ―ヌの技術と長い歴史は履く人を特別な気分にしてくれます。
これからベルルッティの靴を履こうとお考えの方、これからも大事にしようという方、長く使用できるように大事に使用してくださいね。